VirtualDesktopを不安定なWi-Fi環境で無線で使う

VR-MR


自宅のVR用のPCはルーターまで距離が離れた部屋にあり、
家の構造もあって、物理的にLANケーブルを引っ張ることが現実的ではないです。

Metaストアで2490円で売っているVirtualDesktopのスクリーンショット
高い。

一旦、「Gnirehtet」というツールを使って
Quest2とPCをUSBで有線接続してリバーステザリングで運用し、
しばらく使っていました。
ですが、有線ではVDを買った意味があまりなくなってしまいます。

そこでインターネットで調べていると、次の方法を見つけました。

PCのLANポートに専用の無線LANルーターを直結し、Quest 2をそのルーターに接続する。という方法。

この方法だと、通信経路が「PC ↔ ルーター ↔ Quest 2」で直結するため、PCの近くにさえ居れば安定して使うことができるとのこと。

VD専用ルーター構成の手順

というわけで、私が実際に試した手順を紹介します。

▼必要な物

  • Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)以降対応の無線LANルーター
  • PCのLANポート
  • CAT6以上のLANケーブル

▼手順

  1. ルーターを「ルーターモード」に設定
     ※「アクセスポイントモード」や「ブリッジモード」は使いません。
  2. PCとルーターをLANケーブルで接続
     LANケーブルはルーターのLANポートに繋いでください。
     WANポートには繋がないでください。
  3. Quest 2をルーターのWi-Fiに接続
  4. ルーターのローカルIPアドレスに注意
     他のネットワーク(たとえば家庭内のメインルーター)とIP帯が重ならないように注意。

Wi-Fiが優先されない問題と対策

この構成では有線接続が新たに追加されますが、
Windowsは基本的に「有線 >無線」で優先順位を決めてしまいます。
そのため、PCもWi-Fiで接続している人だと

  1. Quest 2 ↔ ルーター ↔ PC → ○
  2. PC ↔ メインWi-Fiルーター → ✕

となり、私はそのままだとインターネットにアクセスできなくなりました。


ネットワークのメトリック値を調整する

  1. Win + R → ncpa.cpl と入力して Enter
     →「ネットワーク接続」画面が開きます。
  2. Wi-Fiアダプターを右クリック →「プロパティ」
  3. インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選んで →「プロパティ」
  4. 詳細設定」ボタンをクリック
  5. 自動メトリック」のチェックを外し、「インターフェースメトリック」を 1 に設定

続いて、有線(VD用)のアダプターも同様に開いて、
今度は「インターフェースメトリック」を 50100 に設定し、優先度を下げました。

やや強引ですが、これでWi-Fiの方が優先されるようになり、繋がるようになりました。


以上

何か質問や改善点などあれば是非コメントしていただけると助かります。
快適なVDライフを。

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